去る平成28年7月12日、世界的に貴重な縄文文化を、2020東京五輪・パラリンピックを契機として世界に向け広く発信するため、文化人や縄文時代の重要文化財や史跡などを持つ全国の市町村による「縄文文化発信サポーターズ」設立総会を開催しました。

規約、役員等の決定の後、今後の活動方針として、2020東京五輪・パラリンピック開会式での縄文文化発信の提案や、火焔型土器や縄文文様の聖火台デザインの採用を目指した情報発信などの、普及・研究・要請活動に取り組んでいくことが示されました。

記念対談は、会長の國學院大學名誉教授・小林達雄先生、顧問の俳優・津川雅彦氏が登壇。
小林会長は「縄文文化には私たちが効率性や経済性で切り捨てた大事なものがあります。
縄文人は多様な土器を作ることで意思を作り続けました。これを受け止めて一緒に考えていきましょう」と呼び掛けました。

会場には、会員市町村の保有する国宝などの縄文時代を代表する土器・土偶のレプリカ展示が行われ、設立総会に華を添えました。

(記念撮影・左から)近藤誠一 元文化庁長官、森民夫 長岡市長、小林達雄 國學院大學名誉教授、津川雅彦 氏、藤井宏昭 森アーツセンター理事長